2022年03月13日
ヨハネの福音書13章31-35節
(抜粋)
イエス様の新しい戒めは、「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」というものでした。
イエス・キリストが指す愛とは、十字架のことでした。イエス・キリストは、十字架は栄光であると仰いました。
キリスト教の福音の核心は、人を罪に定めずに赦す生き方です。キリストが私たちを愛してくださったのと同じ愛をもって私たちが隣人を愛するということです。
十字架とは、隣人の罪を自分が代わりに担うことです。人を罪に定める生き方ではなく、人の罪を取り除く生き方です。その人の代わりに、自らその人の荷を負う生き方です。
十字架のもう一つの意味は、赦しです。人を赦す人生を生きることです。
弟子たちと全ての人の罪を背負い、彼らを自己犠牲的な愛でもって抱きしめながら、イエス様はいま十字架の道を歩み始めました。
イスカリオテのユダが最後の晩餐の場所から夜の闇の中へと消えていったその瞬間から、イエス様の十字架は始まっていたのです。