礼拝説教

愛の許し


2021年09月19日

ピレモンへの手紙 (上)

パウロは、地上に生きているときのイエス様に直接会ったことも、直接話を聞いたこともありませんでした。
しかしパウロは、イエス様の御言葉を直接聞いた他のどの弟子よりも、御言葉を深く深く心に刻んだようです。
なぜなら彼はキリストの使徒になる以前はクリスチャンたちを誰よりも激しく迫害し、弾圧した残忍な罪人だったからです。
犯した罪の重さにもかかわらず、主はパウロの一切の罪を赦してくださいました。
「多く赦された者が多く愛するのである」というイエス様の御言葉が、まさにその通りパウロを通して表されたのです。
多くの罪を犯した者が、多く赦され、その心がくつがえされるならば、かえって多く愛するようになるのです。
なぜそうなるのでしょうか。彼の心が受け取った恵みが、犯した罪の大きさを覆うほど大きなものとなり、より大きな愛が心から溢れ出るようになるからです。

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